チョコボ頭痛【FF9】|原点回帰で炸裂するファンタジーと深いテーマ『ネタバレなし・感想』

ファイナルファンタジー9(レビュー)|アイキャッチ画像 ゲーム

原点回帰したファンタジーな世界観とキャラクターたちが可愛い。

王道のように見えながらも実は深いテーマを内包している。
可愛いだけじゃないギャップが良い。

ジタンが“バスターズソード”のようなオブジェを見て「昔こんなの振り回してたやつがいた」みたいなセリフを放つが、そういった細かい演出にもワクッとできる。

それと、足音が好きだった。

意地になるミニゲームも完備され、すべてが完璧。

だが、クジャの衣装だけはもうちょっとどうにかならなかっただろうか…。

※重大なネタバレなし。

完成度が高い隠れた名作。

三頭身くらいに戻ったが、グラフィックは格段に向上した【ファイナルファンタジー9(FF9)】。
原点回帰ファンタジーということで、FFならではの多彩な種族が登場。

より一層ファンタジー感のある世界観になっている。

【発売】

2000年7月7日、PlayStation用に発売。

【プラットフォーム】

PlayStation4/Nintendo Switch/Xbox One/iOS/Android

FF9の『シド』

今作の『シド』はブリ虫…ではなく、大公であり飛空艇の設計技師。

魔法で姿をブリ虫へと変貌させられ、次はカエルになってしまう。
元の姿に戻るまでに大変な苦労をしたキャラクター。

※ブリ虫=作中に登場するなんとも言えない見た目をしている虫


▶関連記事:前作、魔法が“装備品”!【ファイナルファンタジー8】のネタバレなし感想は、こちら。

▶関連記事:ビビと同じく“生きること”に向き合いながら、“生きるための犠牲”を背負うユウナの旅【ファイナルファンタジー10】のネタバレなし感想は、こちら。

開発が“原点に返る”方針を明言。
初期シリーズを彷彿とさせる職業やキャラクターたちに、馴染み深いファンタジーな世界観が魅力となっている。

ストーリーと描写の魅力

ストーリーの始まりはベタだが、泣けたりもしちゃうし深いテーマも隠れている。
シリアスとユーモアのバランスが絶妙で、キャラクター同士の軽妙なやり取りやギャグが随所に散りばめられている。

内面描写がとても丁寧。

自由奔放な海賊でありながらも、孤独や秘密があるジタン。
生きる意味を問い続けるビビ。
王族としての立場と自由の間で葛藤するガーネット。

どのキャラクターもストーリーの核に関わる重要な存在であり、こうした丁寧な描写が没入感を高めてくれる。

エンディングはもう最高だった。
観ていてなんか恥ずかしくなってきちゃったが、「あぁよかったね」ってなれる。

生きる意味を問う

FF9のもうひとりの主人公である黒魔導士のビビは、作中で“生きるとはなにか”を問い続けている。

生きる意味の核は“命の有限性”である。
ビビが語る終盤での言葉は、限りある時間をどう生きるかを主題にしている。

FF9は“人はなぜ生きるのか”という問いに対し、他者との絆の中で意味を見出す成長を描いているのだ。

多彩な種族・魅力的なキャラクター

デフォルメっぽくて可愛いキャラクターが多い。
個人的には、特に黒魔導士のビビが好き。

本作には

  • シナリオで重要な役割を持つ『黒魔導士』
  • 気高いアイデンティティを持つ『竜騎士』
  • 独特な食文化と存在感を放つ『ク族』

など、過去の作品で登場した多彩な種族も登場する。

キャラクターデザインもしっかりしているため、とてもファンタジー。
ただ、どうしても気になるので2回言うが、クジャの衣装は…。

スタイナーがちょっと暑苦しいけど、冷めきってるサラマンダーといいバランス。

ベアトリクスが仲間にならないのは残念だったが、役職がスタイナーと被るので全体の構成としては納得できた。

王女ガーネットの改名イベント

王女であることがバレないよう、ガーネットがこれから『ダガー』と名乗る!というイベントが存在する。

その名前をプレイヤーが任意で付けることも可能。

なので私は『ガーネット』と命名。
なんと、だれからも疑惑の眼を向けられることなく、バレなかった。

自由度の高い育成システム

武器や防具で成長方向が変わる『アビリティ習得システム』は、FF9独自の自由が高い育成要素である。

  • 攻撃アビリティ特化
  • 回復や補助特化

自分のプレイスタイルに合わせた育成ルートを作ることが可能。
ゆえに、同じキャラクターでもプレイヤーごとに個性が出る仕様となっている。

ATB方式のバトルにより、戦略的かつテンポよく楽しめるシステムで、敵の行動速度や味方の役割分担などを考慮して戦術を練る楽しさもある。

そう、サラマンダーなんかは個人的にとても優秀。
モンクなのに、本来なら忍者のアビリティである『なげる』が使用可能。

耐久力がそれなりにあって、さらに『蘇生』を習得するため非常に重宝した。
1番大事に育てたキャラクターである。

ミニゲーム・やり込み要素

【ミニゲーム】

  • チョコボがアイテムを掘り当てる『ここほれ!チョコボ』
  • 手紙を届ける『モグネット』
  • FF8からさらに進化した『カードゲーム』
  • 指定されたボタンを正確に入力してご褒美をもらえる『ちゃんばら』
  • タイミングよくボタン入力して跳ぶ『なわとび』
  • ED後にのみ遊べる『ブラックジャック』

ほかにもたくさんあるが、上記は個人的に印象に残っているもの。

『ここほれ!チョコボ』は時間を忘れて夢中になりすぎ、頭痛がするまで掘り続けていたら母に怒られた思い出…。

なんか意地になってしまうミニゲームばかりだった。
カエルを無心で捕りまくり、なわとびもしつこくトライしたが『キング・オブ・ナワトビ』は入手できず…。

賛否両論あるミニゲームだが、私は本編そっちのけでハマっていた。

全部おもしろい。

 

ただ、特定のタイミングでしか入手できないアイテムや進行できなくなるミニゲーム(モグネットなど)がある。

完璧にコンプリートを目指す場合は、各エリアの進行ルートをあらかじめ念頭に置いておくといいかもしれない。

【Switchパッケージ版は輸入品】
FF9は他のFFシリーズとは違い、パッケージ版は輸入品のみ。
通販を除くと、お値段約1万円だった。

デジタル版であれば通常価格で購入できるため、パッケージにこだわりがなければダウンロード版推奨。

【サラマンダーのモデル】
実在するデザイナーさんがモデルなんだそう。
ドレッドヘア、おしゃれすぎる。

【『ぬすむ』の成功率UP】
通常『ぬすむ』の成功確率が1/256だが、アビリティ『盗賊の極意』と『目利き手触り』を習得すると、成功確率が少し上がる。

★こんな人に合うかも!

  • 中世的でファンタジーな世界観が好き
  • ミニゲームやキャラクター育成を楽しみたい
  • 感動できるストーリーが好き

★こんな人には合わないかも…

  • 王道ファンタジーの世界観が好きじゃない
  • 取り返しのつかない要素が苦手
  • テンポよく進めたい
  • 可愛い世界観の裏にある『普遍的テーマ』が深い作品
  • 原点回帰した世界観・種族が魅力的

FFシリーズはFF6や7あたりの人気が高いので少し埋もれがちだが、FF9も間違いなく名作だと思っている。

ストーリー、世界観、キャラクター、システム、どれも素晴らしい完成度。
いま遊んでも十分に楽しめる永遠のファンタジーである。

PS4、Switchのリマスター版はオートセーブに対応、ブースト機能などが追加されて当時よりも快適に遊ぶことができる。

ぜひFF9の世界に飛び込もう。

この記事を書いた人
マツリカ

ゲーム・漫画・アニメなどのエンタメを愛するややヲタク!マツリカです。
  
気になった作品にはなんでも手を付けます。
実際に触れたことがある作品の感想・レビューを更新。
  
貴方が「遊ぶか・観るか・読むか」迷っている作品の参考になれば幸いです。

マツリカをフォローする
ゲーム
シェアする
マツリカをフォローする
タイトルとURLをコピーしました